用途
文字列を検索する
書式
grep [オプション] 検索パターン ファイル名s
主なオプション
- -E検索パターンに拡張正規表現を使用(egrepと同等)
- -F検索パターンに固定文字列を使用(fgrepと同等)
- -G検索パターンに正規表現を使用(デフォルト)
- -P検索パターンにPerlの正規表現を使用
- -e検索パターンが”-“で始まる際に付加
- -f検索パターンを引数に指定したファイルから1行毎に読み込む
- -i大文字と小文字の区別を行わない
- -w単語に完全にマッチする行のみ選択
- -x行全体と正確にマッチする行のみ選択
- ※grepで利用できる正規表現については、正規表現リファレンスを参照
主に表示に関わるオプション
- -sエラーメッセージを表示しない
- -vマッチしない行を表示する
- -m引数に指定した数だけ、マッチする行を表示(max count)
- -b各出力行の先頭にファイル先頭からのバイト単位のオフセット数を表示
- -n各出力行の先頭に行番号を表示
- -H各出力行の先頭に、マッチしたファイル名を表示
- -h複数ファイル検索時の出力に、ファイル名を表示しない
- -o検索パターンにマッチした”部分”のみ表示
- -q検索結果を表示しない(最初のマッチで終了)
- -aバイナリファイルをテキストファイルとして処理する
- -Iバイナリファイルはマッチするデータを含まないものとして処理する
- -rディレクトリ内を再帰的に読み込む
- -lマッチしたファイルのファイル名を表示
- -Lマッチしなかったファイルのファイル名を表示
- -cマッチした行数のみを表示(-v併用で反転表示)
出力を補助するオプション
- -A NUMパターンマッチした行の、後ろ”NUM行”も表示
- -B NUMパターンマッチした行の、前 ”NUM行”も表示
- -C NUMパターンマッチした行の、前後”NUM行”も表示
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2009年9月17日 | コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL
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カテゴリー:ファイル操作系コマンド
シェルやgrep、sedコマンドなどに利用できる正規表現の一覧です。
正規表現記号
- . 改行以外の任意の1文字
- * 直前の文字の0回以上の繰り返し
- ^ 行の先頭
- $ 行の末尾
- \ 正規表現記号のエスケープ(通常の文字として扱う)
- [][]内の任意の1文字に一致
- ※[]内に”^”を用いた場合は否定(不一致)となります
拡張正規表現記号
- \+直前の文字の1回以上の繰り返し
- \?直前の文字の0または1文字
- \|左右に置かれた文字列のいずれかに一致
- \w単語を構成するキャラクタ(文字、数字、”_”)のいずれかに一致
- \W単語を構成するキャラクタ以外のキャラクタのいずれかに一致
- \b単語に接する空白(ブランク)に一致
- \B空白に接する空白に一致(3つ並ぶ空白の場合真ん中が一致)
- \<単語の先頭に一致(\<sys → system,syslogに一致)
- \>単語の末尾に一致(day\> → friday,sundayに一致)
2009年8月28日 | コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL
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