ウェブ製作会社向け、再販可能ホスティング

ウェブ製作会社向け、再販可能なホスティングサービス

ホスティングの再販(制度)とは、ホスティング業者から借りているサーバーの領域を、自社の顧客などに貸し出すことが可能(有償・無償問わず)な制度のことです。平たく言えば又貸しOK制度。

※ただし自社の顧客のみへの貸し出しが許されるのが一般的で、不特定多数への貸し出しは禁止されている場合が多いです。

再販制度の利点として、たとえばウェブ製作を請負っている会社さんの場合、複数の顧客のサイトを自社で借りている1つの契約で運用することで、サーバーの集約や毎月のコストを下げることが可能です。

顧客ごとにA社サイトはXホスティングで、B社サイトはYホスティングで・・・あれ、Zホスティングだったかな?管理画面のURLは・・・??
などという製作とは関係の無い煩雑な作業や、料金の支払忘れによるサイト停止!\(^o^)/オワタ などの悲劇的状況からも解放されるかもしれません。

そんな製作会社さんの強い味方、再販売(再販制度)が可能な共有型ホスティングを集めてみました。

CPI(KDDI)

プラン名 ACE01(エース)
容量 無制限 転送量目安 50GB/月
複数ドメイン 無制限 試用期間 10日間
月額料金 3,800 円(税別)~ 初期費用 年間契約時 無料
標準サポート メール / 電話 / オンラインヘルプ / サーバー移転代行
オプション 24時間 365日 電話&メールサポート(月額900円)
その他 都内iDC設置、ドメイン取得、サーバ証明書取得対応

CPIのおすすめポイント

自社データセンタも運用しているKDDIグループが提供するホスティングサービスです。業界大手中の大手で、サーバー、ネットワーク関連の技術ノウハウはトップクラスです。※顧客への再販用途の場合、サーバー会社への信頼(安心感)は、かなり重要な要素ではないでしょうか。(ただし絶対に止まらないサーバは存在しないので障害が出た際の対応力という意味で。)

サーバーとしての機能はひととおり揃っていて、マルチドメイン設定はもちろん、ドメイン毎にIPアドレスが1個付与されます。※(IPアドレスで管理アクセスする場合や、独自SSLの導入に必要)。またドメイン毎にメールアカウントを無制限に作成できますので、顧客へ+αのサービスとしても使えます。

そしてCPIサーバー最大の特徴は「SmartRelease(スマートリリース)」が標準で提供されること。CPI独自のWEB開発支援ソフトウェアで、テスト環境構築や本番サイトへの反映(ファイルコピーやパス置換)、自動バックアップ機能(WEB30世代/DB10世代)など、製作者を凡ミスや煩雑な作業から解放してくれます!
詳しくはこちら → SmartReleaseについて

データベースはMySQL(無制限)の他に、PostgreSQL(ドメイン毎に1個)を利用可能。CPI独自のコントロールパネルからGUI画面マウス操作で各種サーバの設定が行えます。※HDD自体のバックアップは内部(デイリー7世代)+外部ストレージで月額3,000円のオプション提供。

休日や夜間でも電話で問い合わせができるように、オプションの「24時間 365日 電話&メールサポート」にも入っておくと万一の際に心強いです。他社ではまね出来ない金額です。

付属オプション無しの場合の料金は、年間一括払いで月額3,800円+初期費用無料、最低利用3ヶ月毎の支払いだと月額4,400 円+初期費用20,000円となります。

実運用を考えると、サーバ代+バックアップ+365日サポートで、月額7,700円程度~の予算感となります。

▼CPI共有サーバーの詳しい機能はこちら

XSERVER

プラン名 X10
容量 200GB 転送量目安 50GB/日
複数ドメイン 無制限 試用期間 最大10日間
月額料金 1,000円(税抜)~ 初期費用 3,000円(税抜)
基本サポート FAQ / マニュアル / メール

XSERVERのおすすめポイント

サーバー側プログラム(PHP/CGIなど)の高速化処理を売りにしているサービスです。232Gbpsバックボーン(データセンターの回線)に接続しているからか、画像などの表示も超高速です。

サーバの運用(負荷管理)がしっかりされている印象で、安定して利用することができます。マルチドメインは無制限、MySQL5は30個、SSHシェルログイン、Cronなども使え、高負荷サーバーの場合は簡単に別サーバーへ移動できる機能も装備しています。

転送量は、50GB/日までという目安(超過による課金なし)があります。月換算すると1500GBなので、月額1,000円利用を考えれば十分すぎる容量です。

バックアップは、WEB7世代(過去7日分)、DB14世代(過去14日分)の自動取得を標準的に搭載しています。他社のバックアップのオプション料金を考慮すると、だいぶお得感があります。

ウェブ製作業の場合、自社顧客への再販は可能ですが、1アカウント契約につき「5ユーザ」までと制限があります。顧客数がまだ少ない段階か、複数契約の管理が可能な場合には、使い勝手の良いサーバーです。

▼XSERVERの詳しい機能はこちら
エックスサーバー

さくらインターネット

プラン名 さくらのマネージドサーバ HDDプラン
参考構成 Intel Xeon / 14GB RAM / 700GB×2 / RAID 1(ミラー)
対応OS FreeBSD
回線種別 共有100Mbps 転送量制限 200GB/日
管理者権限 事業者管理 IPアドレス 1個
月額料金 11,880円(税込)~ 初期費用 48,600円(税込)

さくらのマネージドサーバーの特徴

マネージドタイプの専有サーバです。root権限は使えません。
サーバの運用・管理はさくらインターネットにて行いますので、
専門の運用知識が無くてもお任せで専用サーバーが利用可能です。

専用サーバですが、daemon常駐型プログラムの設置や、PostgreSQLが使えないなど、カスタマイズはほぼできません。仕様が変更できない共有レンタルサーバーをまるごと1台専有できるプランと考えた方がいいと思います。

上位プランの、SSD360GB 月額17,820円~も選択可能。料金のわりにハードウェアスペックがかなり高いです。

ウェブアプリケーションファイアウォールを標準利用可、ファイル共有のWebDAV機能も搭載しているので社内のファイルサーバーとしても利用が可能です。再販OK。

▼詳細・見積もり・お問い合わせはこちらより
さくらのマネージドサーバ

2014年12月9日