ホスティングとハウジングの違いについて

ホスティングとハウジングの違い

ホスティングとハウジングって、どう違うの?

と、疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

私自身も、インターネットを始めた頃は、ホスティングとハウジングの違いが分からず、レンタルサーバを借りるつもりでインターネットを検索していたつもりが、「サーバ」→「データセンタ」→「ハウジング」という流れで、法人向けの専門的な難しいページに辿り着き、迷子になってしまったという、苦い思い出があります。
もちろんお目当てのサーバなんて借りることはできませんでした。

こちらのページでは、ホスティングとハウジングの意味や違いについて解説しています。

ホスティング(レンタルサーバ)

ホスティングという言葉に馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、ホスティングとは、早く言ってしまえば「レンタルサーバ」のことを意味しています。

レンタルサーバといった場合には、一般的に、「個人」を対象にした、ウェブサーバ又は、比較的安価なホスティングサービスを示すことが多いですが、主に法人向けの、少し価格の高いサービスは、ホスティングと表現する場合がほとんどです。

ホスティングの主な特徴は、サーバを使いたいという利用者のために、ホスティング事業者が、ハードウェア機器やサーバ環境などを用意する(ホストする)という点です。

基本的に、必要なものはすべて、ホスティング事業者にて用意してくれるため、サーバ利用者は特別な知識や手間を必要とせずに、サーバを利用することが可能です。

ホスティング・レンタルサーバの種類でも解説していますが、ホスティングサービスには、様々な種類があるため、一概には言えない部分がありますが、利用料金には主に以下の内容が含まれています。

  1. ハードウェア機器の利用料金(ベンダーサポート含む)
  2. データセンター設備の利用料金
  3. インターネット接続回線の利用料金
  4. 提供サーバの運用管理費(技術エンジニアの工数やサポートなど)
  5. ホスティング会社の販売管理費(営業・広報・管理事務など)
  6. ホスティング会社の儲け分

だいたい上記の内容が、月々の利用料金の中に含まれており、複数の利用者でサーバを共同利用する形態であれば、上記の合算した費用を利用者の人数で割った金額が、サーバの利用料金となります。

ハウジング

一方のハウジングですが、ハードウェア機器やサーバ環境などは利用者側で用意して、それらの機器を設置するための設備(データセンタ)の提供が受けられるサービスとなります。

つまり、データセンタ設備のみを借りることができる、場所貸しサービスということになります。データセンタ(家)の一部を借りることから、ハウジング(housing)と呼ばれています。

ハウジングサービスの料金には、主に以下の内容が含まれます。

  1. データセンタ設備の利用料金
  2. インターネット接続回線の利用料金
  3. サービス提供事業者の販売管理費(営業・広報・管理事務など)
  4. サービス提供事業者の儲け分

ハードウェア機器の調達や、サーバ類の管理を利用者ですべて行うため、機器の月々の利用料金や、サーバの運用管理代金が不要な分、ホスティングサービスと比べて、ある程度は安く利用することが可能です。

詳しい説明については、ハウジングサービスをご覧ください。

2013年8月6日